【aligned-overset パッケージ】align環境におけるイコールの位置合わせ(oversetを使う場合)

\overset{説明}{ = }のようにalign環境で書いた場合、\oversetを使っていない=と位置を合わせるのが、そのままではおそらく困難です

下の画像はaligned-oversetパッケージを使用せずに、普通に位置合わせをしようとしたものです。(\congの後ろ、または\oversetの第二引数の後ろ に&を書いています。)

パッケージ未使用

 

つぎに、パッケージを使った場合です。

このパッケージを使うと、下のようにイコールの位置合わせが可能です。

パッケージ使用

使用方法

詳しくは公式ドキュメントを参照。

https://ctan.org/pkg/aligned-overset

概要は以下に

 

プリアンブルに

\usepackage{aligned-overset}

を記入。

align環境において

・= (位置合わせしたい数式)の前 

・\oversetの第二引数の前、つまり\overset{text}&{数式} 

の場所に、行に応じて書く。

\begin{align}
    S^{-1}(\Z\oplus \Z/2\Z)  \overset{{\text{\prref{pr:局所化はテンソル}}}}&{\cong} S^{-1}\Z \otimes_\Z (\Z\oplus \Z/2\Z) \\
    & \cong \qty( S^{-1}\Z\otimes_\Z \Z) \oplus \qty(S^{-1}\Z \otimes_\Z \Z/2\Z) \\
    \overset{\text{\prref{pr:局所化はテンソル}}}&{\cong} S^{-1}\Z \oplus S^{-1}\Z/2\Z \\
     &\cong  \Z\qty[\frac{1}{2}] \otimes S^{-1}\Z/2\Z
\end{align}